ルムンバの叫び(原題 Lumumba)は、1960年6月30日、現在のコンゴ民主共和国がベルギー植民地から独立する前後数ヶ月を扱う映画。
撮影当時コンゴ民主共和国が社会的不安定であった為に、撮影はジンバブエ、ベイラ (モザンビーク)で行われた。
2000年5月14日カンヌ映画祭で初演、ベルギー、フランス、スイス、アメリカ、カナダの映画祭で上演。
ビデオ邦題は『暗殺前夜 ルムンバの叫び』。後にDVD化された際に『ルムンバの叫び』の邦題に戻った。
キャスト
議論
2002年にHBOがこの映画を放映しようとした時[2]、フランク・カールッチ(元アメリカ合衆国国防長官、政策顧問)は劇中での自分への言及を削除するように働きかけ、論争を引き起こした。
問題となったのは、ベルギーとコンゴの政府当局者がルムンバの殺害を決定するシーンであった。このシーンへの意見を求められたカールッチは、アメリカ政府が他国の内政問題に関与するようなことはないとつぶやいた。当時、在コンゴ米大使館の二等書記官であったカールッチは、ルムンバの殺害において何らかの役割を果たしたことを否定し、「そのシーンは偏向しており、でたらめであり、中傷的である。そのような出来事は決して起こらなかった、卑劣である」と語った。
一説によると、HBOでの放映時、カールッチは自分が出てくるシーンを削除させたとされる[3]。あるいは、問題のシーンは削除されず、劇中において「カールッチ」という単語をビープ音で消し、エンドロールの名前を消しただけであるとする説もある[4]。
脚註
関連項目
外部リンク