ラフ・トレード・レコード(Rough Trade Records)は、イギリスのインディペンデント・レコード・レーベルである。
ジェフ・トラヴィス(Geoff Travis)が1976年にロンドン西部に開店したラフ・トレード・ショップを母体として1978年に創設され、1982年にショップから独立した。アルバム『ミート・イズ・マーダー』が全英アルバムチャートの1位を記録するなど複数のヒット作を放ったザ・スミスがグループを解散するまでレーベルの財政を支えていた[1]。1991年に破産し活動休止を余儀なくされたが2000年に再開。2007年7月にはサンクチュアリ・レコードが保有していたラフ・トレード株をベガーズ・グループが買収し、同グループの傘下に入った。
ラフ・トレードは、1970年代後半から1980年代前半にかけてヨーロッパのポストパンクやオルタナティヴ・ロックのアーティストを中心にリリースしていたが、以降は、フリー・ジャズ、レゲエ、アフリカ等のアーティストもリリースした。初期に在籍していたアーティストにヤング・マーブル・ジャイアンツやスクリッティ・ポリッティ、日本のプラスチックスらがいた。また、レーベル最初のLPはスティッフ・リトル・フィンガーズのデビュー・アルバム『インフレーマブル・マテリアル』である。
ジェフ・トラヴィスは後に、ワーナー・ブラザース・レコードと共同でブランコ・イ・ネグロ・レコードを立ち上げている。
アーティスト
- 現在のアーティスト
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出典
外部リンク