『ホワッツ・ニュー』(What's New) は、アメリカ合衆国の女性ジャズ・ボーカリストであるナンシー・ウィルソンが、ピアニストであるハンク・ジョーンズが率いるザ・グレート・ジャズ・トリオとともにスタンダード曲を集めて吹き込んだ、1982年のLP盤アルバム[1]。ウィルソンの8回目の来日に合わせた[1]日本独自企画の「来日記念盤」として[2]、当時の東芝EMI傘下[1][3]のレーベル「イーストワールド」からリリースされた[2][4]。その後、1998年に、CD化された[5]。
背景
ナンシー・ウィルソンとザ・グレート・ジャズ・トリオは、このアルバムの前年に収録されたライブ・アルバム『オーレックス・ジャズ・フェスティバル'81ライヴ (Aurex Jazz Festival)』を「グレート・ジャズ・トリオ&フレンズwithナンシー・ウィルソン」名義で共作し、同じくイーストワールドからリリースしていた[6]。本作はスタジオ・アルバムであるが、LP盤の片面5曲分を、ライブに準じて一挙に録音するという方法で収録された[7]。
当時のウィルソンは、長く所属していたキャピトル・レコードを離れ、その後また長く所属したコロムビア・レコードへ移籍する前の、専属契約のない時期であった。
トラックリスト
LP盤ではA面/B面にそれぞれ5曲が収録されていた[7]。
パーソネル
脚注