テクタイト(英: tektite、語源はギリシャ語の tektos --溶けた-- から)は、隕石衝突によって作られる天然ガラスである。成分は地球の鉱物と同じで、形状は円形のものや水滴形状のものが多いが、さまざまである。大きさは数センチのものもある。
起源については、地球で形成されたものかどうかで議論されたが、高速で衝突した巨大な隕石のエネルギーで蒸発気化した地表の石や砂などが、上空で急冷して固まったものだと考えられている。テクタイトが見られるのは、その起源から衝突クレーターの位置に関連し、また広く分布する。チェコで採集されるモルダバイト (moldavite) と呼ばれるテクタイトは、ネルトリンガー・リース(リース・クレーター)と関係するものである。
分類
関連する衝突クレーターによって分類されるテクタイトには次のようなものがある。
関連項目
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