サームローイヨート郡(サームローイヨートぐん)とはタイ南部に位置する、プラチュワップキーリーカン県にある郡(アムプー)。
名称
サームローイヨートとは「三百の頂上」を意味する。これは、郡内にある山の名前である。
歴史
1995年4月1日、タムボン・ライカオ、タムボン・シラーローイ、タムボン・サームローイヨートがプラーンブリー郡から分離して成立[1]。同年9月7日にタムボン・サーラーライがタムボン・ライカオから分離して成立[2]。翌年1月1日、ラーマ9世による勅命によりタムボン・ライマイがクイブリー郡から分離してサームローイヨート分郡に加わった[3]。
2007年5月15日タイ政府は国内の分郡すべてを昇格させることを決定[4]。8月24日の官報の発行をもって分郡から郡に昇格した[5]。
地理
ビーチやサームローイヨート草原などの豊かな自然を抱える。南部は、カオ・サームローイヨート海洋国立公園という国立公園に指定されている。タイ全土で有名なプラヤーナコーン洞窟もこの中にあり、プラチュワップキーリーカン県の県章の由来となったクーハールカット宮殿はこの中にある。
経済
郡内の主な産業は農業。パイナップルやマンゴーなどのフルーツの生産が行われているほか、それに付随してお菓子の生産も行われている。
行政区分
サームローイヨート郡は、5つの町(タムボン)に分けられ、さらにその下位に41の村(ムーバーン)が存在する。郡内には2つの自治体(テーサバーン)がおかれている。
- タムボン・サームローイヨート・・・ตำบลสามร้อยยอด
- タムボン・シラーローイ・・・ตำบลศิลาลอย
- タムボン・ライカオ・・・ตำบลไร่เก่า
- タムボン・サーラーライ・・・ตำบลศาลาลัย
- タムボン・ライマイ・・・ตำบลไร่ใหม่่
脚注
外部リンク