サン=ミシェル橋(サン ミシェルばし、仏: Pont Saint-Michel)は、フランスのトゥールーズにある橋である[1][2]。
サン=ミッシェル橋[1]とも表記される。
概要
全長は、326メートルである[3]。幅員は、26メートルである[1]。市内を流れるガロンヌ川が二股に分かれる地点に架けられている[1]。1959年に建設が開始され、1962年に完成された[1]。
この橋は、土木技術者のウジェーヌ・フレシネ (en:Eugène Freyssinet) が最晩年に設計したものである[1]。傾斜脚は、下に行くにしたがって細くなっている[1]。
橋の形式は、PC方杖ラーメン橋である[1]。この橋が架橋される以前には、19世紀中頃に建設された、およそ 7.5 メートルの幅員をもつ4連鋳鉄製アーチ橋が架橋されており、この旧橋の架け替え橋として建設された[1]。
評価
この橋の建設に関係したジャン・ミュラー (en:Jean M. Muller) は、「傾斜脚によりアーチ作用を利用した成功例であり、美しい構造美を示している」と評価している[1]。
首都高速道路公団の関淳は、「橋全体に貫かれた優美な曲線は、従来のフレシネの橋には見られなかったものである」とコメントしている[1]。
周辺
上流にはポンヌフが、さらに上流にはサン・ピエール橋 (fr:Pont Saint-Pierre de Toulouse) が架かっており[4]、下流にはクロワ・ド・ピエール橋 (Pont de la Croix de Pierre) が架かっている[5]。
東側では、アレ・ポール・フュガ (fr:Allées Paul-Feuga) という路地に接続しており、西側では、アレ・シャルル・ド・フィット (fr:Allées Charles-de-Fitte) という路地に接続している[6]。
脚注
外部リンク