「コール・ミー」(Call Me)は、トニー・ハッチが作詞作曲した楽曲。ペトゥラ・クラークが1965年に発表。同年に発表されたクリス・モンテスのバージョンがビルボード・イージーリスニング・チャートで2位を記録。本作品のヒットにより、モンテスは自己のスタイルを確立した。多数の歌手にカバーされている。
概要
ペトゥラ・クラークが1965年5月に発表したアルバム『The New Petula Clark Album』に収録された(米国盤のタイトルは『I Know a Place』)[1]。クラークは同時期に4曲入りのEP盤「Call Me」も発売している。
1962年に「Let's Dance」の大ヒットを飛ばしたクリス・モンテスはその後、クライド・マクファターやサム・クック、プラターズ、ザ・ミラクルズらのツアーに同行した。また、1964年にはトミー・ロウとともにイギリスに渡り、ビートルズのツアーの前座を務めた[3][4]。1965年に本国に戻ると、レコード会社をA&Mレコードに移籍した[5]。モンテスは従前どおりロックンロールの形式でやることを望み、「Let's Dance」の成功にあやかろうとしたが、A&Mレコードの創立者の一人であるハーブ・アルパートは別のアプローチを提案した。すなわちミドル・オブ・ザ・ロード(イージーリスニング)であり、ソフト・バラードのサウンドであった。モンテスは最初は気がすすまなかったが、結局アルパートの考えにしたがった。
1965年11月、シングルとして発売。編曲もプロデュースもアルパートが務めた[2]。ビルボード・Hot 100で22位、ビルボード・イージーリスニング・チャートで2位を記録した。
その他のバージョン
脚注