『ゲッターロボ飛焔 〜THE EARTH SUICIDE〜』(ゲッターロボひえん ジ・アース・スーサイド)は、永井豪・石川賢原作、津島直人作画による日本の漫画作品。Webコミック「MAGNA」(幻冬舎コミックス)にて、2007年9月号から連載されていた。MAGNA休刊とともに連載は終了したが、書き下ろしの最終話が第3巻に掲載された。
『ゲッターロボサーガ』の流れを汲む作品。神隼人が要塞化された早乙女研究所の所長を務めている事から、本作が時系列的に『ゲッターロボ號』の後にあたることが分かるが、その続編『ゲッターロボ アーク』の前後関係は不明。ただ、作中では並行世界を示唆する台詞がある為、『アーク』には繋がらないパラレルワールドにあたる可能性もある。 アンソロジーコミック『ゲッターロボアンソロジー〜進化の意志〜』と3巻には同作者による番外編「終着点」が掲載されており、『アーク』終盤に登場した兵器「バグ」との戦いが描かれているほか、『真ゲッターロボ』や『アーク』に登場したゲッターエンペラーが姿を見せている。
世界各地の都市が、人間を襲って成長する巨大植物の侵食を受けつつある時代。それに対抗するべく出撃するプロトタイプ・ゲッターロボだが、1号機のパイロット・山之木三尉はゲッターを乗りこなせず、独断で戦線離脱した揚句に死亡してしまう。そこへ現れた少年・竜牙剣。植物に支配されたD市で1か月生き延びていたという彼は初めて乗った1号機を乗りこなし、見事に初陣を飾るのだった。
やがて、すべてはプロフェッサージャコフの陰謀だと分かる。ゲッターのパイロットである3人の少年は、過酷な運命を背負いながら戦い続けるのだった。
3機のゲットマシンが合体して完成する戦闘ロボット。真ゲッターロボの汎用機として開発されたため、真ゲッターに似た外見となっている。作中では単に「ゲッターロボ」あるいは「ゲッター」と呼ばれる。ゲッター炉とプラズマ炉の二つによるハイブリッドパワー駆動だが、7話まではゲッター炉の調整が難航していた為、プラズマ炉のみで稼動していた。最終決戦でゲッターガイアのゲッタービームを相殺するためゲッタービームを連射し、その反動で半壊するが、ゲッター線の意思で進化しゲッターロボ飛焔になる。なお、本稿では単行本1巻の設定資料集にしたがって、プロトタイプ・ゲッターロボと表記するが、2巻目の設定資料集ではゲッターロボと表記されていた。
かつて恐竜帝国との戦いに使用された、初代ゲッターロボ。通常は研究所内に保管されているが、緊急時には隼人の操縦で出撃する。本作では隼人が乗っているゲットマシン以外は自動操縦。プロフェッサージャコフが操る植物獣・ナイトメアから放たれたビームをゲッタービームで相殺した隙をつかれ、ゲッター炉を奪われてしまう。ゲッター3形態は未登場。
「終着点」に登場。惑星より遥かに巨大な謎のゲッターロボ。そのパイロットの言葉によると、エンペラーが存在する時間は「人類がたどりつく一つの終着点」らしい。剣をして「宇宙を食いつぶしている」と言わしめるほどの凄まじいパワーを持つ。
プロフェッサージャコフの操るゲッター線で進化した植物。現代の植物が進化した物であり、無機物有機物を問わず取り込む事が出来る。
15話冒頭および「終着点」で登場。『アーク』の最終話に登場したものと同じデザインの巨大な人型兵器。謎の人物(顔が描かれていないが、パイロットスーツは『アーク』最終話でカムイが着ていたものと同じ)が一人乗りで運用する。空間に開いた穴から出現後、プロトゲッターと早乙女研究所に明らかな敵意を持って戦闘を仕掛けた。圧倒的なパワーでプロトゲッターと宇宙のある一つの結末(ゲッターエンペラー)との関わりを断とうとするが、窮地に陥ったプロトゲッターのゲッター炉心が一時的に起動し(この事から「終着点」は7話以前の出来事と思われる)、ゲッターロボ飛焔が顕現。飛焔が召喚したゲートに飲み込まれて姿を消した。石川賢の作品『セイテン大戦フリーダーバグ』にも同デザインの兵器が登場するが搭乗者が異なるほか、こちらではバグはある一人の女性の事を指す名前であり、その関連性は明らかにされていない。
この項目は、漫画に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:漫画/PJ漫画/PJ漫画雑誌)。
項目が漫画家・漫画原作者の場合には{{Manga-artist-stub}}を貼り付けてください。