カーマーゼンの黒本(ウェールズ語: Llyfr Du Caerfyrddin シヴル・ディ・カエルヴァルズィン、カエルヴァルジンの黒本、カイルヴァルジンの黒書とも)[1]は、最も古いウェールズ語の文章が収められている写本の一つ。1250年頃の物と言われており、現在はウェールズ国立図書館所蔵のペニアースMS1としても知られる。この名称は表紙の色と、ウェールズの都市カーマーゼン(ウェールズ語名カエルヴァルジン)にある、福音記者ヨハネとタイリゾグ修道院に由来する。
脚注
^日本語表記について、「カエルヴァルジンの黒本」が森野 (2017), p. 259 に、「カイルヴァルジンの黒書」が『ケルト事典』[2]にみられる。