アメリカ・フットボール・リーグ (AFL)は、1935年から1937年にかけて、かつて存在したアメリカンフットボールリーグである。リーグは当時、ほとんどメディアに取り上げられることがなかったが、アメリカではクリーブランド・ラムズが最初に所属したリーグとして知られている[1]。「AFL」という略称のリーグは、アメリカにおいて一般的に、1970年にNFLと合併したAFLを指し、1970年までに多くのAFLという略称のリーグが設立されたので、他と区別するために本リーグは通称として「AFLⅡ」と呼ばれている。また、1937年にはロサンゼルスを本拠地とするチームが設立され、プロフットボールリーグとして初めて、アメリカ西海岸にチームを所属させたリーグである[1]。
歴史
ニューヨーク・ジャイアンツの元人事部長が1935年11月15日、リーグ設立を発表し、15チームの立候補の中から8チームの参入が認められ、1936年4月11日に発足した。発足後、8チームの内、3チームが離脱し、新たに1チームの参入が認められ、最終的に6チームでシーズンが開幕した[1]。
リーグの新しいチームはすでにNFLのフランチャイズが存在する場所に設立され、リーグ発足後、ニューヨークやピッツバーグでは、NFLからの選手引き抜きが行われた。シーズンが開幕すると観客動員が伸び悩み、引き抜きにあったNFLが選手を奪い返しに来た結果、各チーム経営が悪化し、2年目のシーズンを終えたところでリーグを解散した[1]。
チーム
順位表
1936年
1937年
脚注
- ^ a b c d Bob Carroll, Michael Gershman, David Neft, and John Thorn, Total Football II: The Official Encyclopedia of the National Football League (HarperCollins 1999) ISBN 0-06-039232-0
関連項目