うぇぶらじ@電撃文庫(うぇぶらじアットでんげきぶんこ)は、アスキーメディアワークス電撃文庫公式サイトで配信していたインターネットラジオ番組。
概要
2009年9月10日、電撃文庫1億冊突破を記念して開始された。電撃文庫(および、メディアワークス文庫創刊後は実質的にメディアワークス文庫も)のプロモーションを目的としている。
電撃文庫の編集長である三木一馬が、この番組をする前に個別の作品としてラジオがあるも電撃文庫というレーベルのラジオ単体配信が無いと思っていたが、パーソナリティーもしていた著者であるおかゆまさきにもその事を話をしていた。会社として電撃文庫の記念という時期が間近に迫っていたため、ラジオ番組企画を出した。
電撃文庫新刊発売・公式サイト更新と同じ毎月10日更新だったが、第29回(2012年1月10日)のリニューアルから、メディアワークス文庫発売日の毎月25日を加えた、月2回更新になった。営業日の関係か更新日がずれることもあるが、公式サイトでは全回「10日(または25日)配信」となっているので、それに従う。
2009年当時、第3回(2009年11月10日)と同日に公開された公開録音回には番号がなく、時間も短い。月1回時代は、レギュラー回は短くて80分台、長いと2時間を越えている事もある。
収録時間では月2回になってからはおよそ60分台~70分台(あくまで時間の目安)。
番組あいさつは定められていない。ときおりリスナーからのメールで「電撃は(でんげきわ)」等のあいさつが使われることがあり、パーソナリティもそのあいさつを返すが、しばしばあいさつは決められていないことがコメントされる。
バックナンバーについて初回配信より数回に渡って会社全体としての大幅リニューアル工事や個別サイトのリニューアルにより、第59回収録(2013年4月10日配信)より以前の配信回は聞く事が出来なくなっている。
2018年10月25日の配信をもって最終回を迎えた。
パーソナリティ
- うえむらちか
- おかゆまさき(電撃文庫作家)
- 三木一馬(配信ページでは名前は出さず「電撃文庫編集者」とのみ書かれている)
- 明坂聡美(第28回(2011年12月25日)まで。)
- 上坂すみれ(第28回(2011年12月25日)まで。配信ページでは「すみぺでぃあ」(「すみぺ」とも呼ばれた)と称している。基本的にコーナー「今月のすみぺでぃあ」または「すみぺのひとり電撃文庫」のみ)
- 三澤紗千香(第35回・2012年4月10日から)
コーナー
- (オープニング)
- 各パーソナリティが短く近況報告する。ゲストが紹介されることもある(「うぇぶらじ総力特集」まで紹介されないこともある)。
- ふつおた
- ふつおたのコーナー。
- うぇぶらじ総力特集
- 第5回に始まったメインコーナー。その月に新刊を出す電撃作家をゲストに呼び、作品についてトークする。(ゲストはこのコーナーだけでなく番組最初から最後までいる)
- お願い! 黒雪姫先輩!!
- 三澤が演ずる『アクセル・ワールド』の黒雪姫に(あるいは、三澤自身に)言ってほしい台詞を募集する。
- 第37回(2012年5月10日)から。
- 電撃小説大賞、基本のキ
- パーソナリティ(おかゆ・三木)やゲスト作家が、電撃小説大賞(あるいは電撃イラスト大賞も可)への応募を考えているリスナーの質問に答える。
- 月2回更新になってから(第29回 2012年1月10日から)は、ほぼ隔回の不定期コーナー。
- おかゆの恋愛相談
- おかゆまさきがリスナーの恋愛相談に答える。
- 私の電撃文庫読書日記
- パーソナリティが交代で電撃文庫作品を熱く紹介する。
- 初期は明坂・うえむら・おかゆが回代わりで紹介していたが、明坂・うえむらが同じ回に1作ずつ紹介する形で定着し、ほぼこの体制で第27回(2011年11月10日)まで続いた。
- 第30回(2012年1月25日)からは、毎月25日更新回の隔回コーナーになり、うえむらが1作を紹介している(三澤参加後の体制は未詳)。
- 電撃文庫ホットニュース&今月のおすすめ! 新刊情報!
- 女性パーソナリティ2人(明坂・うえむら→うえむら・三澤)による告知コーナー。1人が「電撃文庫新刊情報」を、1人が「メディアミックス情報」と「ホットニュース」(メディアワークス文庫新刊情報などその他の情報)を告知する。
- (エンディング)
終了コーナー
- こんなコーナーあったらeな
- コーナー企画を募集する。料理企画などが行われた。第5回(2010年1月10日)が最後となったが、終了告知のないまま公式ページでは長く「メール募集中」となっていた。
- 今月のすみぺでぃあ
- 第1回(2009年9月10日)から第4回(2009年12月10日)まで。上坂がウィキペディアの電撃文庫に関連したページを紹介し、それをテーマにしたイラストを公開する。第4回までに「おかゆまさき」「明坂聡美」「うえむらちか」「メディアミックス」を紹介した。ウィキペディアに上坂のページが作られることを目標としていたが、思いのほか早く達成された[2]ため「すみぺのひとり電撃文庫」にリニューアル。
- すみぺのひとり電撃文庫
- 第5回(2010年1月10日)から第28回(2011年12月25日)まで。エンディングで一旦番組を〆めた後に始まる。上坂が電撃文庫作品を軍事っぽく紹介するとされているが、非常に脱線が多くしばしば長時間になったので、時間制限が付くようになった。上坂が紹介作をテーマにしたイラストを描いてきて、配信ページで公開される。コーナーの最後にはロシア語講座がある。
ジングル
ジングルはCM明けごとに異なるものが使われる。20回から、ジングルが一新された。
19回までの最初の(「うぇぶらじ総力特集」前の)ジングルには、おかゆまさきのアニメ化作品『撲殺天使ドクロちゃん』主題歌「撲殺天使ドクロちゃん」が使われていた。
ゲスト
各回のゲスト出演者と、「うぇぶらじ総力特集」などでの紹介時に言及された作品。主に、その月に新刊が出た作品(まれに、雑誌連載中の作品、メディアミックスが展開中の作品など)が紹介される。巻数・サブタイトルは省略した。
- ^ それぞれ、
- 番組の通算回数。
- 「うぇぶらじ総力特集」の回数(公式のカウントは途中まで)。空欄は「うぇぶらじ総力特集」以外のゲスト。
- 「電撃文庫ぶっちぎり! メディアジャック!!フェア」うぇぶらじ版 の回数。
- ^ 次回のゲストとして終盤に登場。
- ^ うぇぶらじアニバーサリー特集 『キノの旅』10周年&うぇぶらじ1周年
- ^ a b c d e メディアワークス文庫
- ^ レギュラーパーソナリティだが「うぇぶらじ総力特集」ではゲスト扱い。
- ^ a b c スペシャルゲスト。原則として、スペシャルゲストが登場するとの告知のみで、誰が来るかは事前告知されない。
- ^ a b c 第18回電撃小説大賞受賞作品大特集
- ^ 『リトルバスターズ!』アニメ化情報を解禁前にこの番組のCMで告知してしまったことについての三木の電話謝罪を収録。
紹介作品
「私の電撃文庫読書日記」と「すみぺのひとり電撃文庫」で紹介された作品。「すみぺのひとり電撃文庫」は背景色を変更している。
メディアジャック!!フェア
2011年8月の「電撃文庫ぶっちぎり! メディアジャック!!フェア」に先行連動し、第23回(2011年7月)からメディアジャックされた。ただし、第24回(2011年8月)が「「電撃文庫ぶっちぎり! メディアジャックフェア」うぇぶらじ版“公式”第1弾」とされている。
- 第23回(2011年7月10日)
- 後藤麻衣と川瀬浩平にメディアジャックされ、冒頭約16分が『乃木坂美夏の麻衣ふぇあれいでぃお!』として進行した(その後は通常のゲストとして出演)。フェアは8月からだが、川瀬がプロデュースする電撃文庫原作のアニメ『ロウきゅーぶ!』と『神様のメモ帳』が7月に開始するのに合わせ[3]、1月早くジャックされた。
- 第24回(2011年8月10日)
- 小倉唯と川瀬浩平にメディアジャックされ、冒頭約48分が『うぇぶらじ@電撃文庫 Presents アリスのこちらニート探偵事務所!』(本来のタイトルは『神様のメモ帳 Presents アリスのこちらニート探偵事務所!』)として進行した。小倉唯がパーソナリティとなり、川瀬と通常パーソナリティの4人をゲストに迎えた。
- 第25回(2011年9月10日)
- 田村ゆかりと水瀬葉月にメディアジャックされた。番組進行には大きな変更はなかった。
- 第26回(2011年10月10日)
- 小林ゆうにメディアジャックされた。2011年10月2日ベルサール秋葉原でのイベント「電撃文庫 秋の祭典2011」での公開録音。
イベント・公開録音
- 電撃キャラクターフェスティバル2009
- 2009年10月3日・4日に幕張メッセで『電撃キャラクターフェスティバル(電フェス)2009』が開催された。来場者数は2万8227人だった。3日16:00–17:30、ミニステージで『電撃文庫WEBラジオ「うぇぶらじ@電撃文庫」公開録音&ウルトラ電撃文庫クイズ』が開催された。公録内容は2010年11月10日に第3回と同時に公開された。『ウルトラ電撃文庫クイズ』(収録・配信なし)では、優勝者の「第一回ウルトラ電撃文庫クイズ王」が電撃文庫編集部へ招待された。なお準優勝者は業界人であるにもかかわらず参加した川瀬浩平である。
- 電撃文庫 秋の祭典2010
- 2010年9月26日に秋葉原UDXで開かれた『電撃文庫 秋の祭典2010』のグランドフィナーレに、うえむら・明坂・おかゆが司会として登場した(収録・配信なし)。
- 電撃文庫 秋の祭典2011
- 2011年10月2日に秋葉原UDXとベルサール秋葉原で開かれた『電撃文庫 秋の祭典2011』のベルサール秋葉原会場のミニステージで公開録音された。ゲストは小林ゆう。また同じステージで引き続き、『うぇぶらじ』パーソナリティ4人が出演する「電撃文庫 秋の祭典2011 ~つなげよう! 希望の絆!!~」が催された。
- 電撃文庫 秋の祭典2012
- 2012年10月7日に秋葉原UDXとベルサール秋葉原で開かれた『電撃文庫 秋の祭典2012』の「電撃文庫 秋の祭典2012グランドフィナーレfeaturingうぇぶらじ@電撃文庫」に、うえむら・三澤・おかゆが司会として登場した(収録・配信なし)。
- 電撃20年祭
- 2012年10月20日・21日に幕張メッセで開催された『アスキー・メディアワークス創立20周年 電撃20年祭』のAMWステージで公開録音された『うぇぶらじ@電撃文庫 公開録音~電撃20年祭スペシャル~』にえむら・三澤・おかゆが出演。ゲストに時雨沢恵一。
- 大電撃文庫展
- 2013年4月27日(土)~5月6日(月・休)〔10日間〕に池袋サンシャインシティ ワールドインポートマート4階 展示ホールAで電撃文庫創刊20周年記念『大電撃文庫展』が開催された。5月4日14:00~スペシャルステージ『うぇぶらじ@電撃文庫in大電撃文庫展』に登場。ゲストに時雨沢恵一、五十嵐雄策、上月司が登壇した。
- 電撃文庫 秋の祭典2013
- 2013年10月6日に秋葉原UDXとベルサール秋葉原で開かれた『電撃文庫 秋の祭典2013』の「電撃文庫創刊20周年 大感謝プロジェクト」に、うえむら・三澤・おかゆが司会として登場した(収録・配信なし)。
- 「ゲームの電撃 感謝祭2014&電撃文庫 春の祭典2014」内「 電撃文庫創刊20周年 大感謝プロジェクト」2014
- うえむらちか 三澤紗千香 豊永利行 沢城みゆき おかゆまさき 三木一馬(2014-03-16 (日)、秋葉原UDX2F アキバ・スクエア(AKIBA SQUARE))
- 電撃文庫 秋の祭典2014 『秋の祭典2014 グランドフィナーレ』2014
- 三澤紗千香 うえむらちか 三木一馬 おかゆまさき(2014-10-05 (日)、秋葉原UDX2F アキバ・スクエア(AKIBA SQUARE))
- 電撃文庫 秋の祭典2014『うぇぶらじ@電撃文庫 公開録音』2014
- うえむらちか 三澤紗千香 おかゆまさき(2014-10-05 (日)、ベルサール秋葉原)
- 電撃文庫 秋の祭典2015
- 2015年10月4日にベルサール秋葉原で開かれた『電撃文庫 秋の祭典2015』に、うえむら・三澤うぇぶらじ@電撃文庫 公開録音。
- KADOKAWA工場見学ツアーpresentsうぇぶらじ@電撃文庫 ニコ生出張版2016
- 2016年8月10日「電撃文庫 超感謝フェア2016」の開催を記念して、電撃文庫の人気ウェブラジオ「うぇぶらじ@電撃文庫」が特別出張。ニコニコ生放送を舞台に、フェアの詳細や「電撃文庫 秋の祭典2016」のステージやサイン会の情報など、ビッグニュースをお届けします!出演うえむらちか・三澤紗千香・日高里菜・水瀬いのり。
- 電撃文庫 秋の祭典2016
- 2016年10月2日「電撃文庫 秋の祭典2016」サテライトステージ in 秋葉原UDX。出演うえむらちか・三澤紗千香・近藤朋久。ニコニコ生放送、YouTube、AbemaTVによる生配信。公開録音
脚注
- ^ 番組中のジングル(19回までの旧ジングル)より
- ^ Wikipedia日本語版の上坂の記事の履歴表示によれば、初版作成が2009年11月13日(UTC)である。
- ^ 第23回(2011年7月10日)での発言より
外部リンク