『あの空をおぼえてる』は、ジャネット・リー・ケアリー(英語版)著の児童文学。原題は『Wenny Has Wings』。2003年2月にポプラ社から和訳版(浅尾敦則訳)が刊行された。
また、舞台設定を日本に変えての映画が制作・公開された。
書籍
映画
2007年秋に撮影が行われ、ほとんどのシーンが岐阜で撮影されたものである。家族が住む家はイラストレーター・まつやまたかしの自宅を借りて撮影が行われた[1]。
あらすじ
10歳の英治はある日、妹の絵里奈と共に事故に遭う。絵里奈は命を落とすも、英治は命をとりとめた。英治は、悲しみにくれる両親を何かと励まそうとするが、父の雅仁はいつまでも悲しみに心を閉ざすばかりだった。
家族が再生していく姿を、英治の目線から描かれている。途中、絵里奈が生きていた頃の幸せそうな家族の様子が、幾度となく登場する。
キャスト
斜線括弧内は原作における名前。
スタッフ
歌
製作
企画はサンダンス・カンパニーの木村典代[2]。ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントと企画・製作の業務提携を交わしていたサンダンス・カンパニー代表の古澤利夫(藤崎貞利)が、木村に薦められて原作を読み、映画化を決めた[2]。
ノベライズ
集英社文庫でノベライズが発刊されたが、まるっきり本作と異なったストーリーが展開されている。
受賞
- 第4回フランスKINOTAYO映画祭・ソレイユ・ドール「金の太陽賞」(最優秀作品賞)
脚注
外部リンク