Stand-alone shell(sash)は、UNIXのシェルで、システムの復旧に用いられることを考えて設計されている。
sashのビルトインコマンドは、全てのライブラリが静的リンクされており、他の多くのLinuxにおけるシェルとは違って、外部ライブラリへの依存なしに基本的なUNIXコマンドを実行することができる。例としては、cpは、libc.soやld-linuxを必要とする(GNU Core UtilitiesをLinuxでビルドした場合)が、これはCore Utilitiesのcpは、これらのライブラリに問題があると動作しない。しかしながら、sashにおいては、ビルトインコマンドであるcpは影響を受けない。
Sashにおいて利用できるビルトインのUNIXコマンドには次のようなものがある[1]。
ar
, chattr
, chgrp
, chmod
, chown
, cmp
, cp
, dd
, echo
, ed
, exec
, grep
, file
, find
, gunzip
, gzip
, kill
, losetup
, ln
, ls
, lsattr
, mkdir
, mknod
, rmdir
, sum
, sync
, tar
, touch
, umount
, where
また、Sashは、Androidにおいて動作するターミナルインターフェースとしてポートされている[2]。
sash-plus-patches
sash-plus-pathesは、sashで用いることのできるパッチの集合体である[3]。これは、sashでchroot, pivot root, losetupなどのコマンドを利用可能にしている。しかしながら、これらの機能はより新しいバージョンのsashで利用することができる。これらのコマンドは、initrd環境でsashを利用する際に特に便利である。
関連項目
脚注
外部リンク