SIG SG552は、スイスのシグ社(現スイス・アームズ社)により開発された特殊部隊向けアサルトライフルである。SIG SG550のコマンドカービンバージョンSIG SG551をさらにコンパクトにしたもので、ハンドガードと銃身が短くなっている。現在は改良型のSG553にモデルチェンジされている。
概要
SIG SG550と異なり、リコイルスプリングはガスピストン部ではなくボルトキャリアの後ろに設置される。SIG SG550から標準装備であった折りたたみ銃床が引き継がれており、遠距離では照準を確実とする。
室内近接戦闘(CQB)などの超短距離戦では、発射可能な状態のまま銃床を折りたたむことで、銃全体を半分近くまでコンパクトにすることができる。後継のSG553ではリコイルスプリングがSG550同様、ガスピストン部に戻されている。
このモデルは、世界中の軍隊や警察の特殊部隊などといった法執行機関によって使用されている。
バリエーション
- SIG SG552
- SG550のコマンドバージョン。
- SIG SPORT 552
- SG552の民間用半自動バージョン。装弾数が10発になっている。
- SIG SG553
- リコイルスプリングをガスピストン部に戻したもの。347mmの銃身を持つSG553-LBも存在。
- SIG SG553 US
- アメリカ市場向けにSTANAG マガジンに対応したモデル。ロアレシーバーが、従来のプレス成型スチール・プレートから鍛造軽合金の削りだしに変更されている。
登場作品
関連項目
外部リンク