macaroom(マカルーム)は日本のエレクトロニカ・ユニット。
メンバー
経歴
スロベニア出身のemaruと山口県下関市出身のアサヒによって2010年結成。自主制作アルバム『room-103』でデビュー。フェミニンな歌声にポップな楽曲を発表する傍ら、複雑系科学や生化学を用いたアルゴリズミック・コンポジションによるパフォーマンスに取り組んでおり、音声分析合成システム「WORLD」を世界で最初にポップ作品として取り入れた[1]。また、ミュージック・ビデオやライブでは中国武術のパフォーマンスを取り入れている。
イラストレーターの中村佑介はmacaroomを「有機的なエレクトロニカ」と命名[2]。
アサヒは木石岳名義で『作曲EDM』(2017年、自由現代社)、『はじめての〈脱〉音楽 やさしい現代音楽の作曲法』(2018年、同)を出版[3]。
2015年、moraのCM曲に「you(mora ver.)」が起用され、同CMにemaru出演[4]。
2017年には作曲家の川島素晴と共同で、ジョン・ケージをポップに演奏する『cage out』を発表[5]。
2020年にクラウドファンディングにより知久寿焼(元たま)と共同でアルバム『kodomono odoriko』をリリース。2021年に知久と共同でNHKのテレビドラマ『星とレモンの部屋』のオリジナル・サウンドトラックを制作、主題歌に『koodomono odoriko』収録の「月がみてたよ」を提供。知久とは2022年にYouTube音楽番組「まかちくステーション」のプレミア配信を行った[6]。
2022年、アサヒがラッパー名義「MC ABE KOBO」としてシングル「早よ家帰って本よみたーてしゃーない」を配信[7]。
2023年にはmacaroomだけでNHKのテレビドラマ『生理のおじさんとその娘』のサウンドトラックを制作。
ディスコグラフィー
- シングルはダウンロード販売のみ。
スタジオ・アルバム
- room-103(2010年/全国流通:2015年10月7日)
- homephone TE(2014年/全国流通:2016年7月6日)
- swimming classroom(2018年3月7日)
- inter ice age 4(2022年6月25日)
シングル
- cage out(2017年8月12日)
- Branches + Song Books
- Rozart Mix
- Original Soundtrack from "cage out"
- 「Branches + Song Books」「Rozart Mix」はジョン・ケージ作曲。
- official bootleg(a)(2019年7月10日)
- official bootleg(b)(2019年8月10日)
- chikyuu(2019年11月28日)
- hong kong(2020年9月1日)
- hole(2020年12月28日)
コラボレーション
- Body of Water(2020年5月15日) - スコットランドのエレクトロバンドPost Coal Prom Queenとのコラボシングル。
- Zou(2020年9月15日) - 同上。
- kodomono odoriko(2020年5月27日) - 知久寿焼とのコラボアルバム。
- OO LA LA(2021年5月11日) - イギリスのシンガーソングライターSarah Angelとのコラボシングル。
コンピレーション参加
- asian sounds:volume one(フランス発売、2013年) - 「Homephone TE」
- モナレコ・コンピ〜かけだしてく〜(2015年10月7日) - 「tsuiraku」
- モナレコ・コンピ ~全てお見通しよ~(2016年7月20日) - 「congress」
サウンドトラック
脚注
外部リンク