2015年のスタジアム
MSVアレーナ(MSV-Arena)は、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州デュースブルクにある球技場。2003年の大規模な改築工事を経て現在の姿となり、MSVデュースブルクがホームスタジアムとして使用している。
2010年7月より国内の旅行会社であるシャウインスラント=ライゼン(ドイツ語版)社がスタジアムの命名権を取得し、シャウインスラント=ライゼン・アレーナ (Schauinsland-Reisen-Arena)と命名された[1]。
1922年に建設された陸上トラック付きの多目的スタジアムであったヴェダウシュタディオン(ドイツ語版)を2003年に大規模な改修工事を施し、球技場へと生まれ変わって2004年11月に会場した[2]。会場以来このスタジアムの管理・運用を生業にしていたMSV Duisburg Stadionprojekt GmbH & Co. KGの株式を2014年に50%取得したMSVデュースブルクは、2014-15シーズン以降年間150万ユーロの賃貸料を同社に支払っている[3]。
2017-18シーズン、レギオナルリーガで優勝を果たしたKFCユルディンゲン05は、3. リーガへと昇格したが、ホームスタジアムであるグローテンブルク・シュタディオン(ドイツ語版)ではリーグが定めるスタジアム規格を満たせなかったため、改修工事を行う2018-19シーズンのみはこのMSVアレーナを借りてシーズンを戦った[4]。
2019年1月、デュースブルク市の建設課による定期検査にて、スタジアムの基礎に幾つかの欠陥が見受けられたため、同月をもって基礎部分は関係者以外立ち入り禁止の措置が取られた[5]。