JTF-2(Joint Task Force-2)とは、カナダ統合軍の特殊部隊である統合タスクフォース2のことである。
SASカナダ中隊を前身とするカナダ空挺連隊(1995年に廃止)やプリンセス・パトリシア軽歩兵連隊といった精鋭部隊から隊員を集め、1993年に発足した。
創設時に、王立カナダ騎馬警察の特殊部隊である特殊緊急事態対応チーム(SERT)から対テロ任務を引き継いだ(引き継ぎ完了とともに特殊緊急事態対応チームは解散となった)。
部隊創設当初の隊員数は300名程度であったが、その後5年をかけて2倍に増員している。
部隊は中佐を指揮官とし、将校は大尉のみ、隊員は下士官兵で構成される。
JTF-2は、国連のPKF活動でカナダ軍の一部としてボスニア・ヘルツェゴビナに派遣されたり、ルワンダ内戦にも派遣されているとされる。
2002年以降、JTF-2はアフガニスタンに派遣され、特殊作戦に従事している。
2017年5月イラクで、当部隊隊員が国際テロ組織ISILの戦闘員に対して行った狙撃では、狙撃殺害最長記録(英語版) となる3540mを達成した[1]。
入隊条件
- カナダ統合軍全部隊からの志願・選抜
- 3年を1任期とする兵役期間を勤め、再志願した2期目以上の将兵
- 母国語の英語あるいはフランス語以外にもう1ヵ国語を話せること
装備
所在地
JTF-2が関わる作品
脚注
出典