JIGGER'S SON (ジガーズサン)は、日本 のロックバンド 。
概要
1988年 、仙台市 にて坂本さとる、渡辺洋一を中心に結成。バンド名はさとるの当時の座右の銘「自画自賛」をもじったもの。日本コロムビア 80周年記念コンテストでの優勝をきっかけに1992年6月にメジャーデビューし、6年間で13枚のシングル、7枚のオリジナルアルバムを残すも1998年10月に活動休止。それぞれの活動を経て2001年7月に解散を発表し、同年9月、一夜限りのライヴ「決着」を以て活動を終えた。2012年、デビュー20周年を機に再結成。以後、年に一度のペースでの単独ライヴを開催し、新作CDのリリースも行っている。
略歴
1989年 、自主制作アルバム『WHAT'S WRONG?』リリース。数々のコンテストに出場する。
1990年 、CDシングル「KIDS」、カセットアルバム『僕の宝物』リリース。ドラムの大光ワタルが脱退、鈴木が加入。
1992年 6月、シングル「お宝~大切な君だから~」アルバム『自画自賛~大切な君だから~』の同時リリースでデビュー。
1993年 、3rdシングル「大丈夫」がヒット。
1994年 、4thアルバム『JIGGER'S SON』リリース。初のセルフプロデュース作品。ホール規模のライヴも開催(宮城県民会館、IMPホール大阪)。
1996年 、TRIADレーベル移籍。坂本さとるは本名の「坂本覚」へ。
解散
1998年 10月、活動休止を発表。坂本覚は「坂本サトル 」としてソロ活動へ移る。
2001年 8月9日、解散ライヴを発表。9月21日渋谷ON AIR EAST での「解散ライヴ 決着」にて解散。(メドレーを含む全39曲 19時10分開始~22時45分終了)
活動休止から解散の経緯については、後に坂本サトルの企画ウェブコラム「weekend caravan」にて執筆され、後にエッセイ集「weekend caravan +(plus)」として発売された。
再結成
2012年 、坂本サトルデビュー20周年プロジェクトにて、ジガーズ・サン復活ライヴ開催を発表する。
8月6日、復活ライヴ前に仙台でのイベント夕涼みコンサート に参加。11年ぶりのライヴとなる。
9月21日、渋谷ON AIR EASTにてライヴ「再会20」を開催。解散した同日・同場所での開催となる。 会場限定シングル「バトン」販売。以降、基本的に1年に1度のライブを定期的に行う。
11月、14年振りのシングル「バトン」をリリース。
2013年、大阪と仙台にてライブ。2本だけであったが活動休止以来15年ぶりのツアーとなった。
9月21日、大阪Music club JANUSにて「JIGGER'S SON LIVE 2013『再会21〜大阪へ』」開催。
9月23日、仙台イズミティ21小ホールにて「JIGGER'S SON LIVE 2013『再会21〜仙台へ』」開催。
2014年9月14日、TSUTAYA O-East(SHIBUYA O-East)にて「JIGGER'S SON LIVE 2014 『3年目のフワク』」開催。
2015年9月26日、TSUTAYA O-West(SHIBUYA O-West)にて「JIGGER'S SON LIVE 2015 『東から西へ』」開催。
2017年9月14日、TSUTAYA O-West(SHIBUYA O-West)にて「JIGGER'S SON LIVE 2017 『サウンドサプライズ 』」開催。
2018年、バンド結成30周年を機に会場を仙台市に移す。
9月1日、仙台rensaにて「JIGGER'S SON LIVE 2018 『平成とともに 』」開催。
2019年9月21日、仙台rensaにて「JIGGER'S SON LIVE 2019 『令和もジガーズサンやります! 』」開催。
2020年7月25日、仙台rensaにて「JIGGER'S SON LIVE 2020 『BEST HIT JSS 』」開催予定であったが、新型コロナウィルス感染拡大防止のため無観客、YouTubeでの配信ライブ『おなじ空の下 』が開催された。
2021年7月24日、YouTubeによる無観客配信ライブ「『なんとかしま SHOW』 」開催。
2022年
8月27日、仙台darwin にて3年ぶりとなる有観客で、デビュー30周年アニバーサリーライブ『30年後の僕ら』開催。
11月‐アマチュア時代の1990年11月に250本限定で自主制作されたカセットテープアルバム「僕の宝物」 が、デビュー30周年記念としてデジタルリリースされた。本作はドラム鈴木慎也の加入前だったため、オリジナルメンバーだった大光ワタルが参加している。しかし大光は別バンドで一足先にメジャーデビューしていたため、本作では「BIG-LIGHT」という変名でクレジットされている。
2023年
2024年7月27日、仙台darwinにて「JIGGER'S SON Live 2024『ローリング&タンブリング2』」開催。2023年はギター渡辺洋一が病気でリモート参加となったため、前年と同タイトルを冠し、オープニングも渡辺の復帰をフィーチャーする演出となった。バンドのフルメンバーが揃うことへの期待感もあり、前売りチケットは開催1ヵ月半前に完売した。
メンバー
坂本サトル (さかもとー、ボーカル 、ギター )
1967年 4月3日生、青森県 南部町 出身。デビュー時は「坂本さとる」、1996年のレーベル移籍を機に「坂本覚」、1998年のソロ活動開始より「坂本サトル」と改名している。殆どの楽曲の作詞作曲を手がける。近年はアイドルプロデュースやラジオパーソナリティとしても活動。
渡辺洋一 (わたなべよういち、ギター)
1960年 7月4日生、北海道 芽室町 出身。仙台の劇団を母体としたバンドTHE MAHLERで活動していた。Char に影響を受けており、ツアー等で使用したアンプやギターもCharと同じモデルだった。
坂本昌人 (ーまさと、ベース )
1969年 9月20日生。サトルの実弟。愛称:マット。活動休止後は実家のリンゴ農園を継ぐため帰郷。瀬木貴将 のバンドNature Worldのベーシストも務めた。
鈴木慎也 (すずきしんや、ドラム )
1970年 10月21日生、岩手県 花巻市 出身。父が地元でドラマーをしていたことから楽器に触れる。イラストが得意で、筆ペンによる味のあるイラストをサトルの連載等に寄稿していた。
元メンバー
大光ワタル (だいこう-、ドラム)
渡辺と同じくTHE MAHLERのメンバー。1990年まで在籍したが、並行して活動していたSΛKΛNΛ でデビューが決まり脱退。その後、初期のT.M.Revolution をはじめ多数のアーティストのステージサポートでも活躍した。
ディスコグラフィー
シングル
リリース
タイトル(c/w)
備考(最高位/登場週数はオリコン)
1992年6月1日
お宝 ~大切な君だから オートバイに乗って
FM802 1992年7月度ヘビーローテーション
1992年10月21日
顔を上げて 迎えに行くよ
1993年1月21日
大丈夫 17才
各地での反響を受けて急遽2ndALからシングルカット。最高位67位/登場週数6
1993年6月21日
街で会おうよ 4つの約束
1994年1月21日
また明日 雪 [ニュー・テイク]
佐橋佳幸プロデュース。C/Wは初のセルフプロデュース楽曲。 最高位69位/登場週数2
1994年6月21日
何もしてあげない 噂のディレイ
さとる手書きアンケート葉書封入 最高位96位/登場週数1
1995年6月21日
さよならは僕が言う さらし者
初回盤のみステッカー・応募券封入 最高位43位/登場週数4
1995年11月1日
告白 どうすればいいの
最高位93位/登場週数2
1996年10月19日
バイバイ まだまだあるだろ 紫の花
マキシシングル
1997年2月21日
流星 神様にビールを
C/Wは昌人作曲
1997年5月21日
素敵な日々 ワンダイムの夢
6thALでの好評につき急遽シングルカット。 C/Wは同名のラジオ番組で制作した楽曲。
1997年10月21日
世界の終わり ふらんす
見開きジャケット
1998年2月21日
忘れないで ラジオ
2012年11月21日
バトン 大丈夫 (2012 version) マスター YAMASHITA わたなべのうた (限定盤のみ収録)
特典DVD付。ライブ会場限定盤も発売。森山公一との共同編曲。
2013年
メリーゴーランド 再会20 / クロ (2013年風)
ライブ会場限定盤も発売。森山公一との共同編曲。
アルバム
デジタルリリース
リリース
タイトル
収録内容
2022年11月1日
僕の宝物
01. INTRODUCTION
02. ルビー(1990 僕の宝物 ver.)
03. コーヒーを入れよう(1990 僕の宝物 ver.)
04. 君の詩(1990 僕の宝物 ver.)
05. 砂利道
06. 君は泣かないと約束した(1990 僕の宝物 ver.)
07. すごい
08. 雪のないクリスマス
09. お宝(1990 僕の宝物 ver.)
ベストアルバム
タイアップ一覧
脚注
注釈
出典
外部リンク