『Ecology of Everyday Life 毎日の環境学』(エコロジー オヴ エヴリデイ ライフ まいにちのかんきょうがく)は、小沢健二の5枚目のオリジナル・アルバム。2006年3月8日に東芝EMIから発売された。
解説
2002年に発売のアルバム『Eclectic』以来4年ぶりのリリースで、全曲インストゥルメンタルの作品となっている[3]。紙ジャケット仕様。
タイトルの元ネタは、チャイア・ヘラー著の『Ecology Of Everyday Life』で、ジャケットのイラストは1981年に出版された『Der Zupfgeigenhansl』が元ネタとなっている[4]。
アーティスト写真が撮影されていなかったので、アーティスト写真の代わりにジャケット写真が使われることがあった。
収録曲の演奏時間が6分以上と長く、全曲で60分を越え、小沢のアルバムでは最長の作品。前作に続いて全曲シングル・カットされておらず、ミュージック・ビデオも制作されていない。
なお、アルバムタイトルに入っている「Ecology」の本来の意味は「生態学」であり[5]、「環境学」という訳はあまり適当ではない[注釈 1]。
収録曲
- THE RIVER あの川 [7:38]
- VOICES FROM WILDERNESS 未墾の地よりの声 [7:12]
- 「あらし」の一部が使用されている。
- ECOLOGY OF EVERYDAY LIFE 毎日の環境学 [8:24]
- タイトル曲。
- JETSET JUNTA 空飛ぶ政府 [7:06]
- THE SEA(I CAN HEAR HER BREATHING) あの海(彼女の息吹きが聞こえる) [10:06]
- 「THE RIVER あの川」の一部が再び使用されている。
- SOLO LE PIDO A DIOS 祈ることは [7:59]
- 「愛について」の一部が使用されている。
- SHADOW WORK 影にある仕事 [6:35]
- SLEEPERS AWAKE/MATHRIMBA 眠れる人、目覚めよ/マトゥリンバ [8:46]
参加ミュージシャン・スタッフ
※出典[4]
脚注
注釈
- ^ 「環境学」は、英語で「Environmental science」と訳すのが正しい。
出典