BitTorrent, Inc.(ビットトレント)は、アメリカ合衆国サンフランシスコに本社を置くソフトウェア開発会社。Peer to Peer(P2P)型ファイル共有ソフト「BitTorrent」の開発や、BitTorrentを元にした動画配信サービスを主業務とする。
概要
2004年(平成16年)9月22日にBitTorrent開発者のブラム・コーエンと、米Yahoo!で事業戦略を担当していたアシュウィン・ナビンによって設立された。
これまでP2Pに対し「違法」というレッテルが貼られていた状況に対し、BitTorrentのすごさに商機を見いだしたナビンと、ビジネスの方法がわからないコーエンの利害が一致、設立することとなった。
設立後、2005年(平成17年)11月に米国映画協会(MPAA)と映画の違法コピー排除で協力することに合意すると、映画スタジオ各社の協力を得られるようになる。さらに、2007年(平成19年)には合法的な動画配信サービスを開始すると発表、大手映画会社などがコンテンツを提供すると表明している。
また、こうした動画配信サービスを行うためにBitTorrentの商用拡張版であるBitTorrent DNAを開発、P2Pベースで安全かつ確実な配信を行うシステムを展開している。
日本法人
2007年(平成19年)9月25日に日本法人となるBitTorrent株式会社を設立した。日本国内でのBitTorrentの普及、BitTorrentクライアントソフトウェアのOEM供給、BitTorrentソフトウェアのライセンス認定、BitTorrent DNAによるコンテンツ配信業務を主業務としている。
設立当初はBitTorrent, Incの100%出資だったが、その後角川グループホールディングスと資本・業務提携を締結、Jストリームとも協業を行うことで合意した。総務省が支援するP2Pネットワーク実験協議会に参加、2007年(平成19年)10月に東京ネットムービーフェスティバルの最終候補作品のダウンロード型コンテンツ配信を、2007年(平成19年)12月には角川グループとアニメコンテンツのストリーミング配信を実証実験として行った。
2008年(平成20年)4月からはコンテンツ配信の商用サービスを開始、またインプレスホールディングスからの出資を受け、インプレスグループのインプレスイメージワークス(旧air impress)と法人向け動画配信サービスとBitTorrent DNAを組み合わせたソリューション展開事業の協業を行う事になっている。なお2008年(平成20年)4月からは角川グループ内の再編に伴い、株主が角川グループホールディングスからクロスメディア事業を統括する中間持株会社の角川マーケティングに変更となった後、同社保有株式が売却され、持分法の適用から離れている。
参考文献
外部リンク
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