2000メートル障害(2000メートルしょうがい)は、陸上競技の障害物競走の一種で、障害と水壕を通過しながら2000メートルを走るタイムを競う。一般的に2000mSCと表示され、この「SC」とは「スティープルチェイス」の略である。
基本的に障害物の高さは3000メートル障害と同様で、男子が91.4cm、女子が76.2cm、マスターズは男女共に76.2cmとされている。
コースは外水壕(1周421m)の場合、1500mのスタート付近からスタートし、4周と361mを走る。2000mの間に障害の数は、障害が計18回、水壕が計5回。
主に日本ではマスターズ陸上や全国高等学校陸上競技選抜大会等の一部の大会で実施されている。世界陸連や日本陸連から世界記録、日本記録共に非公認記録であるが、U18記録はともに公認されている[1][2]。U20は、日本陸連では男子の記録のみ公認されている[3]。因みに、3000メートル障害は、世界陸連ではU18記録は非公認記録である。
各種最高記録
日本最高記録
高校歴代10傑
マスターズ陸上における記録
男子
クラス |
タイム |
名前 |
所属 |
樹立年
|
M60 |
7分15秒35 |
鹿野克夫 |
福島マスターズ |
2003年
|
M65 |
7分32秒34 |
加藤啓一 |
山形マスターズ |
2011年
|
M70 |
8分21秒40 |
市川邦夫 |
東京マスターズ |
2003年
|
M75 |
9分7秒34 |
山本傅 |
兵庫マスターズ |
2006年
|
M80 |
10分01秒18 |
田茂井宗一 |
大阪マスターズ |
2003年
|
M85 |
11分36秒93 |
田茂井宗一 |
大阪マスターズ |
2008年
|
女子
クラス |
タイム |
名前 |
所属 |
樹立年
|
M25 |
7分03秒06 |
田阪亜樹 |
広島マスターズ |
2016年
|
M30 |
6分57秒97 |
田阪亜樹 |
広島マスターズ |
2016年
|
M35 |
7分32秒72 |
石井幸枝 |
茨城マスターズ |
2001年
|
M40 |
7分16秒91 |
石井幸枝 |
茨城マスターズ |
2006年
|
M45 |
7分29秒62 |
末吉真規子 |
石川マスターズ |
2007年
|
M50 |
7分48秒61 |
末吉真規子 |
石川マスターズ |
2013年
|
M55 |
9分26秒98 |
高橋紀子 |
岩手マスターズ |
2015年
|
M60 |
10分17秒10 |
中村喜美子 |
東京マスターズ |
2001年
|
M65 |
10分31秒29 |
今貴枝 |
東京マスターズ |
2016年
|
M70 |
11分30秒84 |
鈴木郁子 |
北海道マスターズ |
2010年
|
M75 |
11分48秒79 |
鈴木郁子 |
北海道マスターズ |
2012年
|
出典
- ^ [1]日本陸連公式サイト 2021年4月25日閲覧
- ^ [2]世界陸連サイト 2021年4月25日閲覧
- ^ [3]日本陸連公式サイト 2021年4月25日閲覧
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※太字はオリンピック・パラリンピック・世界選手権大会実施種目、斜字は性別を限定する実施種目 |