1886年ウィンブルドン選手権
1886年 ウィンブルドン選手権 (1886ねんウィンブルドンせんしゅけん、英語 : The Championships, Wimbledon 1886 )に関する記事。イギリス ・ロンドン 郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ 」にて開催。
大会の流れ
男子シングルスは、1878年 の第2回大会から「チャレンジ・ラウンド」(Challenge Round, 挑戦者決定戦)と「オールカマーズ・ファイナル」(All-Comers Final)で優勝を決定する方式になった。大会前年度優勝者を除く選手は「チャレンジ・ラウンド」に出場し、前年度優勝者への挑戦権を争う。前年度優勝者は、無条件で「オールカマーズ・ファイナル」に出場できる。チャレンジ・ラウンドの勝者と前年度優勝者による「オールカマーズ・ファイナル」で、当年度の選手権優勝者を決定した。
女子シングルスは、第3回大会にあたる本年からチャレンジ・ラウンド制を導入した。
初期のウィンブルドン選手権のように、外国人出場者が少なかった時期は、地元イギリス人選手の国旗表示を省略する。
大会前年度優勝者
男子シングルス
チャレンジラウンド
準々決勝
ハーバート・ローフォード vs. ウィロビー・ハミルトン 8-6, 6-1, 8-6
T・R・ガーベイ vs. ウィリアム・テーラー 8-6, 6-4, 2-6, 6-3
アーネスト・ルイス vs. アーネスト・レンショー 4-6, 5-7, 6-4, 6-1, 6-0
ハーバート・ウィルバーフォース vs. C・H・A・ロス 3-6, 2-6, 6-4, 6-2, 6-4
準決勝
ハーバート・ローフォード vs. T・R・ガーベイ 6-3, 6-2, 6-0
アーネスト・ルイス vs. ハーバート・ウィルバーフォース 3-6, 6-2, 1-6, 6-1, 6-3
決勝
ハーバート・ローフォード vs. アーネスト・ルイス 6-2, 6-3, 2-6, 4-6, 6-4
オールカマーズ決勝
女子シングルス
チャレンジラウンド
準々決勝
エディット・モード・シャックル vs. J・マッケンジー 6-3, 6-4
A・テーバー vs. F・M・ピアソン 6-1, 6-2
ブランチ・ビングリー vs. J・シャックル 6-2, 6-1
リリアン・ワトソン vs. A・M・チャンバース 6-3, 6-3
準決勝
A・テーバー vs. エディット・モード・シャックル 6-4, 7-5
ブランチ・ビングリー vs. リリアン・ワトソン 6-3, 8-6
決勝
ブランチ・ビングリー vs. A・テーバー 6-2, 6-0
オールカマーズ決勝
決勝戦の結果
男子シングルス
女子シングルス
男子ダブルス
外部リンク
抽選表:男子 ・女子 (男子はGrand Slam Tennis Archive、女子はTennisForum.com提供スレッドによる)
参考文献
Lance Tingay , “100 Years of Wimbledon ” (ウィンブルドンの100年史) Guinness Superlatives Ltd., London (1977) ISBN 0-900424-71-0 大会の様子については27・40ページ、男子シングルス試合結果は134ページ、女子シングルス試合結果は150ページを参照した。
Bud Collins , “Total Tennis: The Ultimate Tennis Encyclopedia ” Sport Classic Books, Toronto (2003 Ed.) ISBN 0-9731443-4-3 選手のフルネームについて、本書から補足した。
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