高知松山自動車道(こうちまつやまじどうしゃどう)は、高知県吾川郡いの町枝川の枝川ICから愛媛県松山市北井門町の松山自動車道 松山ICに至る地域高規格道路である。
概要
高知松山自動車道は高知市と松山市を結ぶ国道33号の抱える課題を解消し、地域間の広域交流と地域連携を支援するための道路である。
現道の国道33号は高知市と松山市を結ぶ大動脈であるにもかかわらず、ほとんどの箇所で山間部を縫うように進むため線形不良箇所が多く、冬季の積雪や凍結による危険や、台風シーズンなどの降雨の通行制限区間も存在している。高知松山自動車道の整備によってこうした通行危険個所が解消され、両都市間の移動時間短縮と定時性確保が期待されるだけでなく、山間部の住民の緊急医療施設へのアクセス向上が見込まれる。
地域高規格道路は原則自動車専用道路であるが、2003年(平成15年)に構成要件が一部緩和され一般道路としての整備も可能になったため、高知松山自動車道の一部区間は一般道路の規格で整備されている。しかしながら、歩道と車道は他の一般道路と違い安全柵等により完全に分離している。
歴史
建設状況
国道33号最大の難所である三坂峠や線形不良地区から順次整備されている。
開通区間
- 高知西バイパス 2期区間 枝川IC - 波川間
- 道路規格 : 第4種1級
- 設計速度 : 60 km/h
- 車線数 : 暫定片側1車線
- 計画交通量 : 33,800台/日
- 越知道路の事業延長4 kmの内、野老山地区の1 kmおよび2工区の3 km
- 道路規格 : 第3種第2級
- 設計速度 : 60 km/h
- 車線数 : 暫定片側1車線(歩道あり)
- 計画交通量 : 10,700台/日
- 三坂道路
- 道路規格 : 第1種第3級
- 設計速度 : 80 km/h
- 事業延長 : 7.6 km
- 計画交通量 : 8,900台/日
インターチェンジなど
- IC番号欄の背景色が■である部分については道路が供用済みの区間を示している。また、施設名欄の背景色が■である部分は施設が供用されていない、または完成していないことを示す。未開通区間の名称は仮称。
- (数字)は、他路線の番号。<数字>は、予定番号。
- 英略字は右に記載。 IC:インターチェンジ
構造物
- 野老山トンネル:340 m
- 三坂第1トンネル:3,097 m
- 三坂第2トンネル:1,300 m
- 新仁淀川橋
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク