霊泉寺温泉(れいせんじおんせん)は、長野県上田市(旧国信濃国)にある温泉。
霊泉寺の先の細い道沿いに数軒の旅館が存在する。共同浴場は1軒存在する。
開湯伝説によれば、968年(安和元年)に霊泉寺が建立された際に、寺の傍から温泉が湧出したとされる。[1]
但し、建立の年代は1278年に(弘安元年)とする説など複数存在する。これは、1877年(明治10年)の火事で霊泉寺は大半が消失し、記録類がほとんど残っていないためである。古くは霊泉寺の寺湯として栄えた当温泉の歴史についても同様である。
また、平維茂が戸隠の鬼女退治をした(紅葉伝説)帰りに、この地で傷を癒したとも言われている。
1877年(明治10年)の火事以降、静かな湯治場となっていった。
昭和31年6月15日 - 厚生省告示第152号により、内村温泉の一部として鹿教湯温泉、大塩温泉とともに国民保養温泉地に指定。指定時は3温泉の総称は内村温泉であったが、のちに丸子温泉郷へと改められている。