関東州の警察(かんとうしゅうのけいさつ)は、日本統治時代の関東州(租借地)を統治する関東都督府(後に関東庁・関東州庁)が設置した警察である。
関東州の警察は、発足当初から満鉄附属地の警察業務も代行していた。
関東州の警察は地域の特殊性に鑑み、「身体強壮で士気旺盛な者」の採用を心掛けたため、職員の8割以上が軍隊経験者であった。また幹部(警部・警部補)の登用に際しても、普通文官試験に合格した一般の判任官を避け、その殆どを内部から登用しようとするなどの独自性が見られた。
1945年(昭和20年)8月の終戦により、関東州庁は解体され、関東州の警察(関東州庁警察部)は中華民国の警察に引き継がれた。
1934年(昭和9年)時点
1935年(昭和10年)時点