長谷寺(ちょうこくじ)は、福島県伊達市保原町にある真言宗豊山派の寺院。
歴史
創建年代は不明である。1381年(永徳元年)、定善により中興された[1]。
「中本寺常法談林所」の格式を持ち、陸奥国伊達郡(現・福島県伊達市及び福島市の一部)の本寺であった[2]。
当寺の山門は、白河藩の代官所「保原陣屋」の門を移築したものである。老朽化したため、1986年(昭和61年)に修築している[2]。
境内には熊坂適山の画碑がある。適山は当地で生まれ、松前藩が一時梁川藩に転封されたときに、画家で家老でもある蠣崎波響に弟子入りし、松前に復帰した際に御用絵師として松前藩士になった人物である[1]。
文化財
- 長谷寺山門(伊達市指定文化財)[3]
- 熊坂適山・蘭齋合作画碑 梅竹画碑(伊達市指定文化財)[3]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 福島県高等学校地理歴史・公民科(社会科)研究会 編『福島県の歴史散歩(歴史散歩7)』山川出版社、2007年