長嶋 幸宝(ながしま そなた、2004年6月17日 - )は、兵庫県加古川市出身の陸上競技選手。専門は長距離走。加古川市立氷丘中学校、兵庫県立西脇工業高等学校卒業。旭化成陸上部所属。2025年ニューイヤー駅伝の優勝メンバー。
母親の勧めにより、加古川市立氷丘中学校で陸上部に入り、本格的に競技を始める[1]。 高校は駅伝の強豪で知られる兵庫県立西脇工業高等学校に進学。3年生で出場した全国高校駅伝と都道府県対抗男子駅伝では、史上初めて続けて1区で区間賞を獲得するなど、世代トップレベルの選手として活躍した。
高校卒業後は、「世界で戦うにはどうすれば良いか」を考えた上で旭化成に入社[1]。入社後すぐの6月に開催された2023年U20アジア陸上競技選手権大会では、3000mと5000mで二冠を達成した。同年12月の日体大長距離記録会(NITTAIDAI Challenge Games)では10000mに出場し、U20日本歴代2位となる27分44秒86を記録。高卒1年目では史上初の27分台ランナーとなった[2]。 翌2024年元日のニューイヤー駅伝では、高卒ルーキーながら1区に抜擢され、「絶対に区間賞を取れる。負ける気はしなかった」と自信をみなぎらせたたが、残り約3㎞地点で後続選手の足が引っかかり転倒。足を引きずる様子もあったが巻き返し、先頭と20秒差の区間13位で中継した[1]。
入社2年目は前述の転倒による靭帯損傷などの影響もあり、1年間目立った活躍はなかったが、迎えた2025年元日のニューイヤー駅伝では前年に引き続き1区を担当。 東京五輪・パリ五輪と3000mSCで連続入賞した三浦龍司(SUBARU)、世界陸上オレゴン・世界陸上ブダペストに5000mで連続出場した遠藤日向(住友電工)、マラソン日本歴代3位の記録を持つ吉田祐也(GMO)など錚々たるメンバーの中、終始先頭集団でレースを進め、残り約1㎞地点で自らスパートをかけて逃げ切り区間賞を獲得。チームの5年ぶり26回目の優勝に大きく貢献し、区間賞インタビューでは「今までで走ったレースの中で一番うれしい」と笑みを浮かべた[3]。
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