鍋島 直永(なべしま なおなが)は、肥前鹿島藩の第10代藩主。佐賀藩主・鍋島直正(閑叟)の実兄である。
生涯
文化10年(1813年)9月29日、佐賀藩第9代藩主・鍋島斉直の十三男として生まれる。母は側室・於増の方(石井尚方の娘)。文政2年(1819年)4月15日、叔父の鹿島藩第9代藩主・鍋島直彜の養子となる。文政3年(1820年)2月17日に直彜が隠居したため家督を継ぐ。
天保10年(1839年)6月4日、家督を養子(直彜の実子)の直晴に譲って隠居した。隠居後に生まれた実子の直彬は、3代後に家督を継いで、最後の鹿島藩主となる。安政元年12月23日(1855年)に死去した。享年42。
系譜
父母
正室
側室
子女
養子
鍋島氏 鹿島藩第10代藩主 (1820年 - 1839年) |
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養子問題前 |
- 鍋島忠茂1609-1624
- 鍋島正茂1624-1642
- 佐賀藩主・勝茂の九男・直朝を養子とすることを拒否。鹿島領返還、以後、旗本。
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養子問題後 | |
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