鍋島 桂次郎(なべしま けいじろう、1860年6月29日(万延元年5月11日[1]) - 1933年(昭和8年)1月30日[2])は、日本の外交官、貴族院勅選議員。神代鍋島家第16代当主。
経歴
肥前国長崎出身。1884年(明治17年)、外務省御用掛となり、外務属、交際官試補、外務書記官などを歴任。アメリカ、ドイツ[3]、イギリス[4]で公使館一等書記官として勤務した。1906年(明治39年)、統監府書記官兼外務省参事官に任じられ[5]、統監府参与官、統監府外務総長、同外務部長[6]を歴任した。1909年(明治42年)、駐ベルギー公使に任命され[7]、1914年(大正3年)まで務めた[8]。
1916年(大正5年)10月5日、貴族院議員に勅選され[9]、死去するまで在任した。
栄典
- 位階
- 勲章等
- 外国勲章佩用允許
脚注
- ^ 『貴族院議員氏名表』貴族院彙報附録、昭和2年12月20日、26頁。
- ^ 『官報』第1827号、昭和8年2月3日
- ^ 『官報』第5188号、明治33年10月15日
- ^ 外務省月報(明治三十五年七月分)/官員進退 (国立公文書館 アジア歴史資料センター)
- ^ 『官報』第6772号、明治39年1月29日
- ^ 『官報』第7290号、明治40年10月15日
- ^ 外務省月報(明治四十二年十二月分)/職務進退 (国立公文書館 アジア歴史資料センター)
- ^ 外務省月報(大正三年六月分)/職務進退 (国立公文書館 アジア歴史資料センター)
- ^ 『官報』第1256号、大正5年10月6日
- ^ 『官報』第1031号「叙任」1886年12月6日。
- ^ 『官報』第2545号「叙任及辞令」1891年12月22日。
- ^ 『官報』第4081号「叙任及辞令」1897年2月12日。
- ^ 『官報』第4790号「叙任及辞令」1899年6月21日。
- ^ 『官報』第5533号「叙任及辞令」1901年12月11日。
- ^ 『官報』第8398号「叙任及辞令」1911年6月21日。
- ^ 『官報』1933年2月4日「叙任及辞令」。
- ^ 『官報』第3704号「叙任及辞令」1895年11月1日。
- ^ 『官報』第4894号「叙任及辞令」1899年10月23日。
- ^ 『官報』第5848号「叙任及辞令」1902年12月29日。
- ^ 『官報』第7771号「叙任及辞令」1909年5月24日。
- ^ 『官報』第8105号「叙任及辞令」1910年6月29日。
- ^ 『官報』第1310号・付録「辞令」1916年12月13日。
- ^ 『官報』第3934号「叙任及辞令」1896年8月8日。
- ^ 『官報』第4005号「叙任及辞令」1896年11月2日。
- ^ 『官報』第4301号「叙任及辞令」1897年10月30日。
- ^ 『官報』第7475号「叙任及辞令」1908年5月29日。
- ^ 『官報』第7992号「叙任及辞令」1910年2月16日。
- ^ 『官報』第8025号「叙任及辞令」1910年3月28日。
- ^ 『官報』第1310号「叙任及辞令」1916年12月13日。
参考文献
- 『貴族院要覧(丙) 昭和7年12月増訂』貴族院事務局、1932年。