諸島県(しょとうけん、ギリシア語: Νησιά / Nisiá)は、ギリシャ共和国のアッティカ地方を構成する行政区(ペリフェリアキ・エノティタ)のひとつ。
もともとピレウス県の一部であり、ピレウス近郊以外の地域が分離されて成立した行政区である。サロニコス湾上のサロニカ諸島、ペロポニソス半島の一部、ペロポニソス半島東岸・南岸の島を含む。
ピレウスに近いサラミナ島(サラミス島)から、ペロポニソス半島南方のアンディキティラ島まで、県域は広範囲に広がる。
人口3000人以上の都市には以下がある(人口はいずれも2001年国勢調査)。
最大の都市はサラミナ島のサラミナ。
諸島県は、以下の自治体(ディモス、市)から構成される。面積の単位はkm²、人口は2001年国勢調査時点。
現在の諸島県の地域は、かつてピレウス県に属していた。カリクラティス改革(2011年1月施行)にともない、ピレウス近郊部を除く離島部が分割され、諸島県となった。旧自治体は新自治体(ディモス)を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。
下表の番号は右図と対応している。「旧自治体名」欄で※印を付したものはキノティタ、それ以外はディモス。「政庁所在地」欄で太字になっているものは、新自治体の政庁所在地となったものを示す。