横須賀市西部地区 (よこすかしせいぶちく)は、神奈川県横須賀市の相模湾に面する地域の総称。市内で唯一相模湾に面する地域である。
横須賀市西行政センターが担当している秋谷、芦名、太田和、荻野、子安、佐島、佐島の丘、湘南国際村、須軽谷、武、長井、長坂、林、御幸浜、山科台の15地区を指す。これは横須賀市編入前の旧三浦郡長井町・武山村・大楠町の区域に当たる[2]。
北は三浦郡葉山町と横須賀市衣笠に接し、南は三浦市に接する。地域の人口は43,464人[1]。
概要
横須賀市内の相模湾に面する一帯の総称である。区域内には鉄道は存在せず、公共交通は京浜急行バスのみ[3]。
海岸沿いに南北に縦断している国道134号と林から衣笠に抜ける神奈川県道26号横須賀三崎線が、地域の幹線道路である。人家や商業、公共施設の多くがこの幹線道路沿いに集中している。規模の大きな商店街は存在しないが、武山の一騎塚交差点周辺から林交差点にかけて、商業施設や銀行などがいくつか点在している。
残りの丘陵部のほとんどは山林が占めている。一部はニュータウン(湘南国際村、山科台、佐島なぎさの丘等)として開発されたが、開発が及んでいない地域も多い。
温暖な気候で目前に海が広がり、東京や湘南の近郊でもあることから、別荘地として人気が高い。別荘を構えた著名人には前島密や團伊玖磨がいる。井上成美が戦後間もなくから死去まで「隠棲」した地として知られる。
相模湾に突き出した長井地区には一帯が農地として利用されている。複雑な海岸線を活かして漁港が作られており第一次産業が盛んな地である。海沿いのハイキングコースは整備されていて、人気も高い。
南部の御幸浜と林地区には自衛隊武山駐屯地が置かれている。相模湾に突き出した長井地区には、温暖な気候を活かした観光施設の長井海の手公園 ソレイユの丘が2005年にオープンした。
主な施設、名所
観光施設・名所
自衛隊関連施設
教育・医療施設
道路
主な商業施設
金融機関
漁港
ニュータウン・研究施設
主要施設・名所の画像ギャラリー
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ソレイユの丘の全景
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荒崎海岸の奇勝
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秋谷海岸
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十二所神社
交通
脚注
外部リンク