「襟裳岬」(えりもみさき)は、1961年に発売された島倉千代子のシングルである。発売元は日本コロムビア。
概要
元々は「すずらんの花」のB面曲だったが、こちらの方がヒットした[1]。100万枚を売り上げた[2]。
この曲のヒット後、1970年には岬のある幌泉町がえりも町と改称された[1]。
『NHK紅白歌合戦』で表題曲を1961年の第12回、1974年の第25回と2回披露しており、いずれも紅組トリでの歌唱となった。
- 後者では同名異曲の「襟裳岬」(1974年発表)を歌う森進一が対戦相手(白組トリおよび大トリ)となった。当初、島倉は紅白で未歌唱のデビュー曲「この世の花」を歌唱する予定だったが、森に対抗するためこの表題曲に変更した(その後、「この世の花」は1982年の第33回で初披露が実現)[3]。
1967年には本曲を原作としたテレビドラマが放送、本曲は同作の主題歌ともなった[4]。
森版の「襟裳岬」が出るまでは「襟裳岬」といえば、この島倉版であったが、その後全くその位置が逆転してしまった[5]。
北海道の襟裳岬には、1971年に本楽曲の歌碑が建立された。なお、1997年には森進一版の「襟裳岬」の歌碑も建立され、現在は2つの歌碑が並んで建っている[6]。
収録曲
2曲とも作詞:丘灯至夫 作曲:遠藤実 編曲:山路進一
- すずらんの花
- 襟裳岬
テレビドラマ
1967年7月10日から同年7月21日まで日本テレビ系列で、島倉の楽曲をドラマ化した『島倉千代子 歌謡シリーズ』(平日13:00 - 13:30。花王石鹸一社提供)の第6作として放送。全10回[4]。
出演者
スタッフ
脚注
外部リンク
関連項目