『蟻の兵隊』(ありのへいたい)は、中国山西省日本軍残留問題を描いたドキュメンタリー映画。「蟻の兵隊」と呼ばれた残留日本兵の1人、奥村和一への現在の日本、中国東北部の行動を共にインタビュー形式をとっている。
『蟻の兵隊』の試写を観た人たちが中心となり、2006年3月4日に蟻の兵隊を観る会が発足した。『蟻の兵隊』を多くの人に観てほしいという思いを実現するために、2006年夏の公開までは、主にチケットの販売促進と宣伝、PRに努めてきた。2007年7月1日現在、全国で開催されている自主上映のサポートにも取り組んでいる。 2011年にはCS放送「衛星劇場」で放送された。
作品中では、終戦記念日に靖国神社で演説をした小野田寛郎に対し、「小野田さん、侵略戦争を美化するんですか?」と尋ねると、小野田から「侵略ではない!だから言ったはずだ!開戦の詔書をよく読め!」と怒鳴られるシーンがある。