藤居本家(ふじいほんけ)は滋賀県愛知郡に存在する、酒類醸造販売業を営む老舗。
昭和20年から新嘗祭用の御神酒を醸造している蔵元で、鈴鹿山系の伏流水で、新米を醸した白酒を醸造して、宮中や全国の神社に奉納している[1][2]。
旭日昇天にちなんだ名称で、能登杜氏により蓋麹法を採用している。[3]
創業は江戸時代の1831年(天保2年)[4]。
1916年(大正5年)頃に建設された住宅主屋・書院が2000年(平成12年)に国の登録有形文化財に登録され、 続いて1923年(大正12年)頃に建設された東蔵仕込蔵・清酒蔵・試験室及び受検室・煙突が2008年(平成20年)に追加登録された[5]。
1997年(平成9年)に放送されたNHK連続テレビ小説『甘辛しゃん』や2008年(平成20年)放送の『NHKスペシャル・最後の戦犯』のロケが東蔵で行われた[5]。