藤原 安永(ふじわら の やすなが)は、平安時代初期の貴族。藤原北家、参議・藤原家依の曾孫。越中守・藤原中守の子[1]。官位は従五位上・越中守。
経歴
弘仁14年(823年)淳和天皇の即位に伴って従五位下に叙爵。淳和朝ではほかに叙位任官の記録が残っていない。
承和7年(840年)兵部少輔に任ぜられると、承和8年(841年)大蔵少輔次いで宮内少輔、承和13年(846年)大膳大夫と仁明朝では京官を歴任し、承和11年(844年)には21年ぶりに昇叙されて従五位上に昇進している。仁明朝末の承和15年(848年)越中守として地方官に転じた。
官歴
『六国史』による。
脚注
参考文献