薩摩 忠(さつま ただし、1931年1月29日 - 2000年3月24日)は、日本の詩人、翻訳家、作詞家、放送作家。
童謡『まっかな秋』の作詞で知られる。
略歴
東京出身。慶応幼稚舎(小学校)で菊池知勇に学ぶ。慶應義塾大学仏文科卒。堀口大學、藤浦洸に師事。『風』『新詩潮』『詩帖』同人。1962年昆虫詩集『蝶の道』を刊行。1964年『海の誘惑』で室生犀星詩人賞受賞。昆虫など小動物を題材とした詩が多く、海外児童文学の翻訳・再話などもある。放送作家としてラジオの音楽番組の構成を担当したほか、シャンソンの訳詞も多く手がけた。
著書
- 『蝶の道 昆虫詩集』(木犀書房) 1962
- 『海の誘惑 詩集』(木犀書房) 1964
- 『小じかのぼうけん』(詩・文、石田武雄絵、主婦の友社) 1968
- 『物語と図鑑の百科 5 うみ』(北田卓史絵、主婦の友社) 1968
- 『CHANTEUR 詩集』(真珠社) 1970
- 『慶弔諸式の司会と挨拶』(有紀書房) 1970
- 『結婚式と披露宴の準備と司会祝辞』(有紀書房) 1971
- 『昆虫群像』(三笠書房) 1972
- 『日曜日の夜 詩集』(弥生書房) 1972
- 『昆虫の絵本』(三笠書房) 1974
- 『愛するものたちへ 詩集』(弥生書房) 1975
- 『昆虫のうた』(日本放送出版協会、NHKブックスジュニア) 1979
- 『ワルツ王 シュトラウス』(音楽之友社、ジュニア音楽図書館作曲家シリーズ) 1980
- 『薩摩忠詩集』(芸風書院、日本現代詩人叢書) 1984
- 『うたの博物誌』(創知社) 1985
- 『恋を占うテントウムシ 昆虫たちの詩』(竹内書店新社) 1985
- 『まっかな秋 薩摩忠詩集』(教育出版センター、ジュニアポエム双書) 1985
翻訳
その他アンデルセン、グリムなどの再話
作詞
- 校歌
- 童謡
- 歌謡曲
参考