荒村寺(こうそんじ)は兵庫県伊丹市にある曹洞宗の仏教寺院。
歴史
この地は伊丹字古城と呼ばれ、有岡城跡の一部で、寺の由来記によると、伊丹郷町の木綿屋徳三郎が禅宗に深く帰依し、堺町にあった閑室に嘯山虎渓和尚を招いて参禅したのが始まり。
- 天保年間(1830年~1843年)に一妙法国尼を開基とする尼寺となり、城山庵と号したが、荒木村重の古城跡の由緒から荒村庵と改める。
- 昭和39年(1964年)寺号を荒村寺と改めた。
- 昭和52年(1977年)JR伊丹駅前周辺整備により、有岡城跡の現在フランドル鐘(カリヨン)のある辺りから現在地に移転。[1]
境内
- 行者堂
- 竜王堂
- 稲荷堂
- 応安7年(1374年)の宝篋印塔(一部分は現在手洗い鉢として使用)
- 天保13年(1842年)の一石五輪塔
- 鬼貫句碑
- 上島鬼貫が詠んだ「古城や茨くろなる蟋蟀」の句が刻まれ、幕末の文人、山口太乙・岡田糠人・梶曲阜が慶応元年(1865年)建立。
交通
出典