芥川作曲賞(あくたがわさっきょくしょう)は、作曲家芥川也寸志の功績を記念して、サントリー音楽財団(現サントリー芸術財団)が1990年4月に創設した賞。前年度に初演された日本の新進作曲家の作品のうち、最も「清新かつ将来性に富む」ものを対象に贈られる。2019年の第29回より正式名称が芥川也寸志サントリー作曲賞と変更された[1][2]。
概要
この賞の特徴のひとつに「公開選考」を行う点がある。最終選考は毎年8月下旬にサントリーホールで行われる。候補作品を演奏会形式で紹介した後、ステージ上で3人の選考委員による公開討論が行われ、受賞作品が決まる。受賞者には賞状と賞金150万円が授与される。さらに交響管弦楽曲の新作制作を委嘱され、委嘱作品は財団主催のコンサートで(通常は2年後の同賞最終選考の際に)初演される。2019年からは非公式開催「SFA総選挙」(SFA=サマー・フェスティバル・芥川)と称し、聴衆賞の投票も行われている(結果は作曲賞決定後会場内に掲示発表)。選考演奏会は2013年からサントリーホールサマーフェスティバルの中で行われている[3]。
受賞作品一覧
脚注
外部リンク