膀胱結石(ぼうこうけっせき、英語: bladder stone, vesical calculus)とは、膀胱に石状の硬い結晶ができる病気、もしくはその石のこと。
結石が出来る仕組みはまだよくわかっていない。ヒトの場合多くは蓚酸カルシウム水和物( CaC 2 O 4 ⋅ H 2 O {\displaystyle {\ce {CaC2O4*H2O}}} もしくは CaC 2 O 4 ⋅ 2 H 2 O {\displaystyle {\ce {CaC2O4*2H2O}}} )による結石だが、イヌやネコなどの動物ではストルバイト結石(燐酸アンモニウムマグネシウム NH 4 MgPO 4 ⋅ 6 H 2 O {\displaystyle {\ce {NH4MgPO4*6H2O}}} )など他の化合物の結晶であることも多く、鑑別を要する。他に尿酸アンモニウム結石などもある。
結石の多くはX線撮影により発見できるが、種類によっては写らないものもあるため、尿検査や超音波検査、膀胱鏡検査なども用いられる。
治療は、石の性状などにより異なる。