CSEAには"needle-through-needle"法と2椎間法の2つの方法がある[6]。前者は硬膜外針でまず硬膜外腔に到達し、この針の中から脊椎針でくも膜下腔を穿刺して、脊髄くも膜下麻酔を行い、その後に硬膜外カテーテルを留置するというものである[6]。Single space technique(SST)とも呼ばれる[6]。もう一つの方法は、脊髄くも膜下麻酔と硬膜外麻酔を別々の椎間から行うというものであり、Double segment technique(DST)とも呼ばれる[6]。DSTは穿刺回数が2回となるので、患者への侵襲が大きいが、腰椎領域が鎮痛の中心となるSSTに比べて、硬膜外麻酔の穿刺で胸椎領域を選択できるという利点があり、術後鎮痛効果に優れている[7]。SSTには特殊な針を用いる必要がある[7]。
^ abcSimmons SW, Cyna AM, Dennis AT et al. Combined spinal-epidural versus epidural analgesia in labour. [Update of Cochrane Database of Systematic Reviews 2003; 4. CD003401]. Cochrane Database of Systematic Reviews 2007; 4. CD003401