緒方氏(おがたし)は、古墳時代から室町時代にかけての氏族。三輪氏(おおみわうじ。大神氏とも表記)の豊後大神氏(ぶんごおおがし)流。豊後国。緒形氏の表記もある。
沿革
886年(仁和2年)に大野郡緒方郷に入った豊後介の大神良臣(おおみわのよしおみ)を祖とする。
畿内の大神氏側の『大神家系図』によれば、大神吉成(筑後介、従六位下)から九州へ移住しており、887年の『日本三代実録』には大神良臣(豊後介、従五位下)の官位請求の史実とそれを朝廷が認めたとあり、実在が証明されている。
分流
分流の緒方景能は、下総国香取郡伊能村の地頭に任じられたのち伊能氏を名乗った。のち伊能節軒、伊能高老(歌人)、伊能忠敬(伊能家の婿)などを輩出した。
系図・版図
関連項目
脚注
- 注釈
- 出典
出典
参考文献