竹林寺(ちくりんじ)は、大阪市天王寺区勝山にある浄土宗の寺院。かつては中央区難波にあった。摂津国八十八箇所第30番札所。
歴史
大坂夏の陣の後、大坂城主であり、大坂の街の復興を任された松平忠明が市内の墓地を整理し、道頓堀の南側に移させた後、幕府の天領となった大坂だったが、復興の街づくりは続けられ、寛永14年(1637年)には上本町八丁目筋から法善寺が当地に移転し、大坂の陣での戦死者を含めた死者の供養の為、千日回向が始められ以後「千日寺」と称された。
正保2年(1645年)(慶安2年(1649年)とも)には法善寺の南隣に竹林寺の前身となる浄業院が建立され、浄業院も千日回向を行い始める。尚、千日前という地名が付けられた由来は、竹林寺と法善寺が千日回向を行っていた事による。
平成20年(2008年)12月に天王寺区勝山(四天王寺のすぐ東隣)に移転し、難波の旧地にはラウンドワンスタジアム千日前店が建つ。
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