祖神(おやがみ、そじん、そしん)とは、
- ある氏族において、その先祖とされる神、あるいは神として祀った先祖の霊(祖霊)[1]。
- (おやがみ)個人の守り神。佐渡では鎮守神のことを指す[2]。道祖神は「どうそじん、どうそしん」と読むが、この概念に近い。
- (そじん・そしん)ある業種において、その始祖とされる神、あるいは守護神。例:薬祖神、料理祖神
本項では主に 1. について、ことに神道の神について記す。
概要
主に、皇室および神別氏族、また上古の早い段階に皇室から分かれた皇別氏族において、祖先に当たる神代の神、あるいは上古の人物を「祖神」とする。「氏」とは共同の祖神をもつ同族意識によって結合した生活共同体であり、本来は「氏神」と同義であったが、その実態が歴史的に薄れて、中世以降は氏神は後に血縁から地縁へと変化し、地域の産土神・鎮守神と同様の神へと変化していった[3]。
主な氏族と祖神の対応
脚注
参考文献
関連項目