皮膚外用療法(ひふがいようりょうほう)は、皮膚に軟膏・クリームを塗布するなど、皮膚科学において基本となる治療法のことである。
外用剤の種類
→外用剤の種類による解説については「
軟膏剤」を参照
外用方法の種類
- 単純塗布法
- 最も使われる方法。外用剤を手に取り、患部に塗るという単純な方法である。
- 重層療法
- 外用剤を単純に塗布した上からガーゼやリント布を載せ、その上から再度、外用剤を塗布する方法である。また親水性外用剤を塗布した上から、疎水性外用剤で覆う方法もある。
- 密封療法(ODT療法)
- 外用剤を塗布した後、フィルムドレッシング材などで覆ってしまう方法である。
- 湿潤療法
- 外用剤を塗布したのち、皮膚の適切な湿潤環境を維持しながら、余計な浸出液などをドレッシング材を通過して排出する治療法。外傷・びらん・潰瘍・褥瘡・熱傷などで用いられる。
薬効成分による種類
関連項目