『白鳥の道を越えて』(はくちょうのみちをこえて)は、宝塚歌劇団のミュージカル作品。月組公演。
翻案・演出は阿古健。
併演作品は『ザ・ビッグ・アップル』。
解説
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演のページを参照
菊田一夫・作の「花と野武士」を原作とし、舞台を中世イタリアに移した作品。
カプリ島を根拠地とするヴァイキングの首領・ロドリーゴには、ロベルトとギスカールという二人の息子がいた。ミラノ公の船を襲撃し捕えた美しく若妻・レジーナの扱いを巡って対立する2人に、父はギスカールを後継者にと宣言する。海賊で知られるヴァイキングの若者が、数奇な星の下に生まれながらも雄々しく生きていく姿を、親子兄弟の相克と愛を絡めて描く。
公演期間と公演場所
- 1981年6月26日 - 8月11日(第一回・新人公演:7月10日、第二回・新人公演:7月24日) 宝塚大劇場
- 1981年10月2日 - 10月28日(新人公演:10月16日) 東京・新宿コマ劇場
- 1982年5月1日 - 5月5日 福岡市民会館
- 1982年5月7日 - 5月15日 福山、奈良、一宮、横浜、習志野、関、清水、浜松
主な配役(宝塚・東京)
※「()」の人物は新人公演・配役
- 宝塚
- 東京
- ロベルト - 榛名由梨(剣幸)
- レジーナ - 五條愛川(冴月美和)
宝塚大劇場公演のデータ
形式名は「宝塚ロマン」。15場。副題は「菊田一夫作「花と野武士」より」。
スタッフ(宝塚大劇場)
脚注
参考文献