田阪 千助(たさか せんすけ、1884年(明治17年)12月26日 - 1945年(昭和20年)9月[3])は、台湾総督府官僚。名古屋市長。
経歴
山口県出身。1904年(明治37年)、早稲田大学邦語法律科(現・法学部)を卒業。一年志願兵として陸軍三等主計となる。台湾総督府事務官、殖産局商工課長・庶務課長、勅任参事官、台北州内務部長を歴任した。
退官後、名古屋市助役を経て、1924年(大正13年)から1927年(昭和2年)まで名古屋市長を務めた。
その後、東北電気株式会社取締役、東邦瓦斯証券株式会社顧問、東邦電力株式会社顧問となった。
戦時中は新潟県内に疎開し、1945年(昭和20年)9月に亡くなった[3]。
脚注
- ^ a b 「歴代市長業績 十一代市長 田坂千助」『弘報なごや』第13号、名古屋市弘報室、1950年3月15日、6面。
参考文献
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第3版』帝国秘密探偵社、1930年。
- 早稲田大学紳士録刊行会編『早稲田大学紳士録』早稲田大学紳士録刊行会、1939年。
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1963年2月15日編入 |
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官選 |
区長 | |
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市長 |
- 中村修1889.12.17-1890.9.11
- 志水忠平1890.11.6-1894.2.12
- 柳本直太郎1894.2.28-1897.6.26
- 志水直1897.7.19-1901.12.2
- 青山朗1901.12.27-1906.4.12
- 加藤重三郎1906.6.27-1911.7.3
- 阪本釤之助1911.7.4-1917.1.23
- 佐藤孝三郎1917.7.3-1921.7.2
- 大喜多寅之助1921.7.2-1922.2.2
- 川崎卓吉1922.4.1-1924.6.11
- 田阪千助1924.9.25-1927.8.1
- 大岩勇夫1927.8.1-1938.12.5
- 縣忍1939.1.10-1942.1.6
- 佐藤正俊1942.2.21-1946.11.1
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公選 |
- 塚本三1947.2.21-1952.8.25
- 小林橘川1952.9.28-1961.3.16
- 杉戸清1961.4.28-1973.4.27
- 本山政雄1973.4.28-1985.4.27
- 西尾武喜1985.4.28-1997.4.27
- 松原武久1997.4.28-2009.4.27
- 河村たかし2009.4.28-
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