田中 陽希(たなか ようき、1983年6月5日[1] - )は、日本のプロアドベンチャーレーサー[2]、アウトドアガイド[3](リバーガイド等[4])。2007年から2024年7月末までアドベンチャーレースのプロチーム Team EAST WIND に所属していた[5][6]。
埼玉県生まれ[7]。父が『北の国から』に影響を受けたため6歳のときに北海道富良野市に移住[8]。旭川大学高等学校、明治大学卒業。大学時代はスキー部でクロスカントリースキーの選手として活躍する[9]。
2006年にアドベンチャーレースと出会い、2007年にTeam EAST WINDのトレーニング生、2008年4月に正式メンバーになり、後述のグレートトラバース実行中以外の時は同団体代表の田中正人の右腕のアドベンチャーレーサーとしてチームを支え、2022年からチームキャプテンを務め[5]、2024年7月末に脱退するまで所属した[6]。
この間、群馬県みなかみ町に所在する有限会社カッパクラブで、ラフティングツアーに添乗するリバーガイド等のアウトドアガイドとして勤務しながら[3][4]、2012年と2013年のパタゴニア・エクスペディションレース(英語版)に出場し、2年連続2位となる[10]。
幅広くアウトドア活動を実施しており、スキーオリエンテーリングにおいては、2009年3月に北海道留寿都村で開催された世界選手権に日本代表として出場した[11][12]。
2014年、208日11時間かけて日本列島に点在する日本百名山を南から北へ徒歩と海峡区間はカヤックだけで全行程7,800kmを人力踏破する「グレートトラバース 日本百名山ひと筆書き」を達成[注 1][5]。2015年、221日と11時間かけて日本二百名山に選定されている残りの100座を北から南へ同様に8,000km踏破する「グレートトラバース2 日本二百名山ひと筆書き」を達成[注 1][5][13]。2018年から2021年8月にかけて、すでに踏破した百名山・二百名山に加え、日本三百名山に選定されている全301座[注 2]を一度に南から北へ踏破する「グレートトラバース3日本三百名山ひと筆書き」を1,310日間で達成した[注 1][注 3][5][14]。
いずれの挑戦もアルパインクライマーの平出和也やTeam EAST WINDの先輩アドベンチャーレーサーの駒井研二らを同行カメラマンとし、この挑戦の様子はNHKのBS放送と地上波放送で放映されている[15]。
田中は3人兄弟の長男であり、弟もクロスカントリーの選手である[16]。
2014年12月22日、田中は婚姻届けを提出して結婚したことを自身のTwitterアカウントで報告したが[17]、2016年4月1日に離婚していたことを発表した[18]。また2024年8月16日にTeam EAST WINDからの脱退を発表した際には「家族を支える身としての人生を真剣に考え」と記して再婚していたことを仄めかした[6]。
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