『理想郷』(りそうきょう、原題:As bestas)は、2022年のスペイン・フランスのスリラー映画。 監督はロドリゴ・ソロゴイェン、出演はドゥニ・メノーシェとマリナ・フォイス(フランス語版)など。 2010年にスペインで実際に起きた事件をベースに映画化した[3]。
第35回東京国際映画祭コンペティション部門に『ザ・ビースト』のタイトルで出品された。
フランス人教師のアントワーヌは定年後のスローライフに憧れ、妻のオルガと共にスペイン・ガリシアの山岳地帯にある小さな村に移住する。この貧しく寂れた村には風力発電の鉄塔誘致の話があり、保証金が欲しい賛成派と、景観や環境を案じる反対派に意見が割れていた。反対派の先鋒であるために、隣人の村人ジャンに憎まれるアントワーヌ。
頭の足りない弟のロレンソと共にアントワーヌに嫌がらせを続けるジャン。警察にも相談したがご近所トラブルとしか受け取ってもらえず、証拠を掴みたいアントワーヌは小型ビデオを携帯し始めた。
井戸にバッテリーを投げ込まれた影響で農作物が枯れたり、妻と車で出かけた夜道でジャンと弟に脅されるアントワーヌ。兄弟の行動はエスカレートし、ある日、散歩に出たアントワーヌは殺害された。
行方不明となったアントワーヌを待ち続ける妻のオルガ。パリに住む娘は帰って来いと言うが、オルガは頑なに夫の捜索を続け、ついに山で夫の小型ビデオを発見する。
録画データの修復は不可能だったが、警察が付近の捜索を開始した。ジャンたちの逮捕を予測し、自分と同様に一人になる兄弟の老母の身を案じるオルガ。そして、アントワーヌの遺体が発見された。
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