狼の館(おおかみのやかた、The Best House in London)は1969年に公開されたイギリスのコメディ映画。監督フィリップ・サヴィル(英語版)。出演デヴィッド・ヘミングス、ジョアンナ・ペティット、ジョージ・サンダース、ウォーレン・ミッチェル(英語版)、ジョン・バード、モーリス・デナム(英語版)、ビル・フレイザー(英語版)。[2]
あらすじ
ビクトリア朝のロンドンで、社会活動家のジョセフィンは娼婦たちの更生に奔走しており、宣伝アドバイザーのベンジャミンと知り合う。
一方、彼女のフランシス卿は内務大臣を巻き込み、フランス風高級娼館の設立を企てていたが、インドにある農園に行く。彼の愛人のバベットはフランシスの息子ウォルターにジョセフィンが世話していた女たちを娼館に取り込む。また、ベンジャミンは娼館だとは知らずに、バベットから宣伝の仕事を引き受けてしまう。
その後、フランシス卿が客死し、ジョセフィンが遺産を相続する。ウォルターはベンジャミンを婦女暴行犯として警察に逮捕させる。さらに、ウォルターはジョセフィンを手に入れようとするが、フランシス卿の農園の権利書を狙っていた中国大使館の貿易担当者のフェンに彼女を攫われてしまう。その後、釈放されたウォルターは彼女を助けようとして捕まってしまうも、これがきっかけでフェンの勘違いが判明し、2人は解放される。
キャスト
脚注
- ^ "U.S. Films' Share-of-Market Profile", Variety, 12 May 1971 p 179
- ^ Simon Sheridan, Keeping the British End Up: Four Decades of Saucy Cinema, Titan Books, 2011 p 58