片岡 華江(かたおか かこう、1889年(明治22年)8月20日 - 1977年(昭和52年)10月22日)は、螺鈿師、蒔絵師。本名は照三郎[1]。東京都出身[1]。
経歴
- 1889年(明治22年)東京都台東区浅草の螺鈿師の家に生まれる。
- 1905年(明治38年)東京美術学校教授、川之邊一朝に学び、螺鈿装飾を始める。
- 1912年(大正元年)大正天皇並びに皇后御料車内部と食堂車の鏡縁の螺鈿装飾を担当。
- 1914年(大正3年)から1943年(昭和18年)まで、東京美術学校漆工科の螺鈿彫鏤技術の講師を務めた。
- 1929年(昭和4年)神宮式年遷宮にて、神宮司庁の監修により御櫛函、轆轤函の銀平文、雲鳥文を制作。
- 1957年(昭和32年)無形文化財保存技術者に認定される。
- 1964年(昭和39年)中尊寺金色堂の保存修理に従事。
- 1966年(昭和41年)勲五等瑞宝章を受賞。
- 1977年(昭和52年)急性心不全のため高津中央病院で死去。享年88。
出典
外部リンク